こんにちは古代魚ナビです。今回はポリプテルス オルナティピンニス(polypterus ornatipinnis)について書いていきたいと思います。オルナティはポリプテルス一の美魚とも呼ばれる魚で非常に美しい彩色を持っています。
ポリプテルス オルナティピンニスとは
ポリプテルスオルナティピンニスは非常に美しい色彩を持つポリプテルスで他のポリプテルスと異なり一目でオルナティとわかります。
ornatipinnisは綺麗なヒレと言う意味を持ち、黒と黄色の織り出す色彩はまるで蝶のようであり美しいです。背鰭の数は9〜11本程度とビキール、デルヘッジーなどに比べると少なくなっていますが、自然下では全長60cm程度まで大きくなり、非下顎突出型ポリプテルスの中では大型の部類に入ります。ワイルド個体の生息地域はコンゴ川やタンガニイカ湖、黄変個体や白変個体(プラチナ)なども非常に少数ですが見られます。
ポリプテルスオルナティピンニスの詳細
- 学名:polypterus ornatipinnis
- 全長:50-60cm
- 生息地:コンゴ〜タンザニア
- 背鰭棘数:9〜11本
- 体周鱗数:40〜42
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:90cm〜150cm
オルナティピンニスの価格相場
サイズ | 価格 |
---|---|
〜10cm以下(通常) | 〜4,000円程度 |
10cm〜20cm以下(通常) | 〜10,000円程度 |
ポリプテルス オルナティピンニスはセネガルスやデルヘジィよりは見かける機会が少ない古代魚です。初めて輸入された40年ほど前は非常に硬貨でしたが人工繁殖によって値段が下がり、最近では小さな個体ならば4000円以下で手に入れることもできます。
しかし、黄変個体や白変個体(プラチナ)になると価値が一気に上昇し、以前、黄変個体の稚魚(6cm程度)が7万円を超える金額で取引されたことがあります。また、下記のようなプラチナ(白変個体)オルナティについては100万円を超える金額で売りに出された事があります。
(画像引用元:未来アクアリウム)
オルナティピンニスまとめ
オルナティピンニスは東南アジアで養殖された幼魚が定期的に日本へ輸入されています。水質変化にも強く多少の水質悪化ならばすぐに調子を落とすようなことはありませんので、初めてポリプテルスを飼うビギナーの方にもお勧めできます。
また、他のポリプテルスと同様に寿命は長く、飼育下で20年以上生きた個体が存在しますので大切に育てれば長く付き合う事ができます。今回の記事がポリプテルス飼育や購入の参考になりましたら幸いです。