今回はポリプテルス レトロピンニス(polypterus retropinnis)について書いていきたいと思います。レトロピンニスはカラーバリエーションが豊富であると同時にザイール地域に生息しているため以前はポリプテルス モケレンベンベ(ザイールグリーン)として扱われていましたが、学名が交換され、現在はretropinnisとなっています。
ショップによっては混同して販売されており未だに現モケレムベンベをレトロピンニスとして売っているところも多いです。
ポリプテルス レトロピンニスとは
(画像引用元:http://www.geocities.jp/zutto2_itumademo/)
ポリプテルスレトロピンニスは数々の名称変更を経てきた事でも有名です。初めは"ザイールグリーン"の名称で呼ばれており、その後"モケーレムベムベ(モケレンベンベ)"そして最近レトロピンニスの名称で呼ばれるようになりました。
背鰭の数は7〜9本となっており、スマートな体型をしたポリプテルスでワイルド個体はコンゴ川、ザイールなどに生息しています。
ポリプテルスレトロピンニスの詳細
- 学名:polypterus retropinnis
- 全長:25-32.5cm
- 生息地:ザイール
- 背鰭棘数:6~9本
- 体周鱗数:32~38
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:60cm〜90cm
- 市場価格:3,000〜10,000円前後
レトロピンニスの価格
サイズ | 価格 |
---|---|
15cm〜20cm程度 | 4,000円〜7,000円程度 |
20cm〜25cm程度 | 6,000円〜10,000円程度 |
レトロピンニスは25cm程度の個体だとしても1万円以下で手に入れることができます(価格調査:2019年)。価格は体色(緑の発色が濃いものやダークグリーンなど)によって若干異なり、美しい緑の発色がある個体は人気が高いです。
レトロピンニスの飼育など
レトロピンニスは成魚になっても最大で30cm程度とポリプテルスの仲間の中では最小サイズの種類です。そのため、60cmの水槽でも飼育することが可能です(理想は90cm以上)。また、体色が美しく人気が高い魚で背鰭が体のやや後方に付くことも特徴の一つです。
なお、レトロピンニス(retropinnis)は現在ではあまり輸入量がないため手に入れにくいポリプテルスとなっておりますので入手した場合は大切に育てましょう。今回の記事がポリプテルス飼育の参考になりましたら幸いです。