こんにちは古代魚ナビです。今回は古代魚を混泳させる方法について記載していきたいと思います。
肺魚のプロトプテルス・エチオピクスやプロトプテルス・アンフィビウスについては縄張り意識が強いので混泳の難易度は高いのですがポリプテルスやガーパイクの仲間は同種や他種に対して無関心な事が多く、混泳の難易度は高くありません。
混泳の難易度が低い古代魚
混泳の難易度が低い古代魚としてはポリプテルスが有名です(ガーパイクも混泳の難易度は高くないのですが2018年4月に特定外来生物に指定されたため、輸入や販売が原則禁止となり、通常の熱帯魚ショップでは取り扱われなくなってしまいました)。
飼育上の注意点としては個体の大きさを揃える事です。ポリプテルスは縄張り意識が無い個体が多く、同種や他種に対して関心がありませんが口に入るような小さな個体の場合、捕食の対象になってしまいますので大きさは揃えるようにしましょう。
また、成長スピードが異なると成長スピードの遅い個体が捕食の対象になってしまいます。非下顎突出型ポリプテルス同士や下顎突出型ポリプテルス同士の場合は成長スピードの差が小さいので問題ないのですが大型になるコンギクスやビキール・ビキールと小型のモケーレムベムベの組み合わせなどだと成長スピードが大きく異なるので注意が必要です。
混泳の難易度が高い古代魚
混泳の難易度が高い古代魚としてはアロワナやハイギョ(プロトプテルス・エチオピクスやプロトプテルス・アンフィビウス)が有名です。
アロワナを混泳させる場合は特定の個体が集中的に攻撃されないよう、多数のアロワナを一緒に飼育した方が安心です。2匹や3匹の混泳の場合、特定の個体が攻撃される傾向がありますが、水槽に魚が多いと特定の個体が虐められる確率は低くなります。
また、水槽の飼育密度が高いと水槽内に縄張りを持ちにくくなり、力の強い個体が攻撃をするきっかけを減らす事ができます。
ポイント
幼魚時代から飼育すると混泳が上手くいく
私や友人が混泳を成功させた方法として幼魚や稚魚の段階から混泳させる方法があります。幼魚や稚魚は成魚ほど、縄張り意識は強く無く、小さな段階から複数匹で飼育する事で混泳成功率が上がる事が知られています。
アジアアロワナやネオケラトドゥスなどの高価な古代魚だと幼魚の一括購入の難易度は高いですが、シルバーアロワナだと価格も手頃で流通量も多いため幼魚期から混泳させる難易度はグッと下がります。
他種の古代魚の混泳
古代魚の混泳は同種の魚同士で行うことも可能ですが、他種の魚同士で行う事も可能です。他種の魚同士で行う場合は同層域を生活圏にする魚同士では無く、低層域(ポリプテルス、ハイギョなど)と中〜上層域(アロワナ、パントドンなど)の魚を混泳させた方が水槽スペースを有効活用できます。
古代魚の混泳まとめ
混泳された多数の古代魚が泳ぐ光景は非常に魅力的ですが、魚の密度が高いため水は汚れやすく、適切に水換えを行わなければ全滅する可能性もあります。
そのため、初心者のうちは混泳しやすいポリプテルスなどを数匹混泳し、古代魚飼育に慣れてきたら多数のアジアアロワナの混泳などにチャレンジすることをお勧めします。今回の記事が古代魚飼育の参考になりましたら幸いです。