こんにちは空き家の売却相談ナビです。今回はハウスメーカーであるトヨタホームの一戸建てを高く売る方法について記載していきたいと思います。トヨタホームではトヨタグループの技術を結集した住宅を提供しており、最近では長期保証の住宅も販売しております。
トヨタホームとは
(画像引用元:トヨタホーム)
トヨタホームはトヨタ自動車(トヨタグループ)の注文住宅部門が分社化し設立されました。当初から自動車で養ったノウハウを活用した工業化住宅(プレハブ住宅)を積極的に展開しており、現在でもプレハブ住宅に力を入れています。最近では下記のような基礎、構造体、外壁、床、屋根などについて60年保証の住宅を提供してきており高品質な住宅づくりを目指しているようです!
トヨタホームの品質は?
トヨタホームのカタログによると「耐震性や耐久性などトヨタホームの高い住宅性能は工場から生み出されています。作り手の技能や天候などに左右されず品質を維持し、安定した家づくりを実現するためトヨタホームでは現在、住まいの85%を工場にて生産しています。」とのことです!
私は仕事柄、中古不動産を購入することが多いのですが日本の不動産は全体的に品質が高く20年や30年経っても普通に使うことができます。トヨタホームの家は持っていないのですが、トヨタホームの家も自動車同様高品質でしょう!
トヨタホームの生涯点検
また、トヨタホームでは適切なメンテナンスや補修を行うことで最長60年もの長期保証を提供しています。長期保証のためにはきめ細かな点検が重要で、最近販売している住宅では引渡し直後から生涯にわたって随時点検を行い、住まいの状態を計画的にチェックしてもらうことができます。一般的に日本の住まいの寿命はわずか30年程度と言われているので60年保証のトヨタホームは建物の価値が落ちにくい可能性があります!
中古のトヨタホームの家の価値
最近のトヨタホームの家では上記のように長期優良住宅を前面に出し住宅を作っているので価値が落ちにくい可能性がありますが古いものについて気になりますよね!?一般的に不動産の価格は「土地+建物」で価格が決まるので建物自体の価格はわかりにくいです。しかし、土地価格を求めることができれば「不動産価格−土地価格=建物価格」になりますので建物自体の価値を調べることができます。
上記は不動産ポータルサイトにあったトヨタホームの一戸建て(軽量鉄骨造、1987年築、売り出し価格1780万円)です。所在は愛知県稲沢市で土地は530㎡強、固定資産税路線価は約2.5〜3万円程度の地域です。
土地の相場を調べるのには「土地売却時に参考になる価格査定・計算方法」でも書きましたが相続税路線価や固定資産税路線価から逆算する方法があります。路線価から逆算すると土地の値段(標準画地)は「2.5×530÷0.7=1892万円」〜「3×530÷0.7=2271万円」となります。実務では、この金額(標準的な金額)から下記のように土地の形や大きさ、間口などによって価格修正を行います。
不動産業者に電話で聞いた限りでは接道、前面道路幅は問題ないのですが若干形が悪く土地も1戸としては大きすぎるため実際の市場価値は70%程度の「土地の価値=1350万円〜1600万円」と予想されます。
そのため、トヨタホームの建物価値は最大で「430万円」残っていることになります。もちろんリフォームの有無などによって異なりますが、一般的に築25年になると市場価値=0円となりますが、トヨタホームの場合、築25年を超えても数百万円は価値が残るようです!
トヨタホームの家が高く売れる時期
(画像引用元:google)
上記はトヨタホームの検索数の推移です。検索数のボトムは10月後半〜12月中旬頃でこの頃は一戸建てを探す方も少なく、トヨタホーム自体の需要もあまり高くないようです。反対に需要が高まる時期はゴールデンウィークやシルバーウィークで会社が休みの時期に家族で話し合いをするため検索数が上がる可能性があります。
一条工務店などに比べるとあまりわかりやすい特徴はありませんでしたが、積水ハウスなどと同様に1月ごろから売りに出し、夏ごろまでに売却を決めることができれば比較的高値で売れるかもしれません。
なお、一般的に築年数が経過した軽量鉄骨造のタイプでは冬、底冷えし内見時にマイナス影響を与えるので冬よりも春や秋の方が高く売れます。今回の記事がトヨタホームの住宅売却の参考になりましたら幸いです。