こんにちは空き家の売却相談ナビです。今回は不動産投資家や一般の方向けに新しいクッションフロア(FC)に取り替えるためのリフォーム費用について解説していきたいと思います。
30〜40年以上前の古いフローリングは痛んで汚くなっていることが殆どですが、フローリングの上からクッションフロアを貼ることで綺麗にすることができます。
古いフローリング
築年数の経過した家のフローリングは画像のようにシミや汚れが付着しており、状態がイマイチのケースが殆どです。自己利用だとしても不動産投資用だとしても費用はかかりますが綺麗にすることで心身ともに快適に過ごすことができます。
クッションフロアで施工する
クッションフロアとは発泡塩化ビニールやガラス繊維を基礎材にして表面にプリントとエンボス加工を施したシート床材のことです。通常、幅1.82m程度で必要な長さ分だけ切って使用します。
材料の費用
材料は安いものだと1m(1.82㎡)あたり1000円程度が相場となっています。値段はクッションフロアの厚さによって異なり、厚いタイプだと下記のように値段が上昇します。通常の一戸建てや賃貸用物件の場合でも下記のような材料費でリフォームを行うことができます。
材料 | 材料の価格 |
---|---|
CF 1.8mm厚 | 1000円程度/m |
CF ペット用 | 2000円程度/m |
CF 3.3mm厚 | 2000円程度/m |
CFの接着剤 | 60円程度/㎡〜 |
ソフト巾木 | 70円程度/m〜 |
DIYでリフォームを行う場合は、上記の費用のみで床面のリフォームを行うことができます。私の場合、以前はDIYでリフォームを行うことが多かったですが最近は全て業者に依頼してリフォームしてもらっています。業者に依頼すると上記の材料費以外に工賃がかかります。
ソフト巾木とは
巾木とは住宅の壁・床の間を仕切るもので、注文住宅の場合、木製の物が使われていることが多いですが、賃貸用の住宅や建売住宅の場合、画像のようなビニル製のソフト巾木が使われていることが多いです。ソフト巾木は高さが40mm〜100mm程度となっており高さによって値段が異なりますが1mあたりの材料費は高くても200円以下となっています。
ペット用CFとは
ペット用のクッションフロアは最近出てきたものです。厚さは2.0mm〜2.5mm程度となっており「滑りにくい」「傷つきにくい」「消臭効果」などの特徴があります。不動産賃貸業でペット可物件を作る場合は必須ですし、自宅の場合も猫や犬などのペットを買う場合はペット用CFにした方が良いでしょう!
業者の工賃
リフォーム業者の施工費用は自社施工が全くない業者の場合、中間マージンが上昇するため下記よりも3割から10割程度、価格が上昇します。一方、自社で直接施工する業者の場合、下記のような金額でリフォームを行ってくれます。
施工内容 | 工賃 |
---|---|
CF 1.8mm 貼る | 1000円〜1500円程度/㎡ |
CF 1.8mm 張替え | 1300円〜2000円程度/㎡ |
CF ペット用 貼る | 1200円〜2000円程度/㎡ |
CF ペット用 張替え | 1500円〜2500円程度/㎡ |
CF 3.3mm 貼る | 1200円〜2000円程度/㎡ |
CF 3.3mm 張替え | 1500円〜2500円程度/㎡ |
ソフト巾木 貼る | 200円〜500円程度/m |
ソフト巾木 張替え | 200円〜500円程度/m |
古いフローリングに直接1.8mm厚のクッションフロアを貼る場合の工賃は1000円〜1500円程度が相場となっています。それに対し、古いクッションフロアを剥がして新しいクッションフロアに張替える工賃は1300円〜2000円程度が相場です。
張り替えには古いクッションフロアの「処分代」や「剥がし代」も含まれていることが通常で、1.8mm厚の張替えの場合「材料+工賃=2500円/㎡程度」で施工を行えます。
なお、一般的にリフォーム業者からの見積書や請求書は通常、下記のように「材料+工賃」で価格を算出してきます。
具体的なリフォーム業者の見積書
下記は私がリフォーム業者に施工してもらった際の見積書です。これまでに見積もりだけでも150件近く取り、実際のリフォームを30件以上行っているので全てではありませんが、一部について掲載させていただきました。
3.3mm厚のCFを貼る工賃
上記の「床 CF3.3mm(mになっているのは業者のミス)」は材料支給(施工主が材料を用意するリフォーム方法)でクッションフロアをモルタル床に直張りした場合の見積書です。元々、モルタルの上に絨毯が直接施工してあるマンションの絨毯を剥がしてクッションフロアを貼りました。
3.3mm厚を貼る工賃は1100円程度となっており、この工賃には接着剤代金が含まれているのでかなり割安に施工してもらったと感じています。また、ソフト巾木についても材料支給で工賃190円/mでしたのでこちらも割安で施工してくれました。
1.8mm厚のCFを新しいCFに張り替える
こちらはクッションフロアの張替え費用の見積もりです。2500円/㎡で古いクッションフロアを張替えてくれました。もちろん廃材の処分代金や接着剤の代金も込みとなっています。このリフォームでは下記のように白木目のCFを利用し、非常に綺麗な部屋に仕上げることができました。
ソフト巾木とCFを貼る費用
こちらはLDKの表層リフォームをしてもらった時の見積書です。床は元々、絨毯で施工してあり、床材の状態が悪かったため、コンパネ仕上げをして上からCF施工をしてもらう見積書です。
ソフト巾木が古くなっており、ソフト巾木も交換したかったので合わせて見積もりを取りました。こちらの業者ではCFは貼りのみで2600円/㎡となっており、少し工賃が高かったですが、ソフト巾木は「材料+工賃で600円/m」となっています。
クッションフロアリフォームの価格表
内容 | 材料+工賃 |
---|---|
CF 1.8mm 貼る | 2000円/㎡程度〜 |
CF 1.8mm 張替え | 2300円/㎡程度〜 |
CF ペット用 張替え | 2500円/㎡程度〜 |
CF ペット用 張替え | 3000円/㎡程度〜 |
CF 3.3mm 貼る | 2500円/㎡程度〜 |
CF 3.3mm 張替え | 3000円/㎡程度〜 |
ソフト巾木 張替え | 400円/m程度〜 |
ソフト巾木 張替え | 400円/m程度〜 |
いかがだったでしょうか?クッションフロアのリフォームを価格表にすると上記のようになります。思ったよりも安いと感じた方が多いかもしれませんが、優良な業者に依頼すれば一般的に上記のような金額で質の高いリフォームを行ってもらうことが可能です。今回の記事がクッションフロアリフォームの参考になりましたら幸いです。
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