裏技

こんにちは行政書士講座比較ナビです。今回は行政書士試験に合格しないで行政書士になる方法について記載していきたいと思います。行政書士になるためには行政書士試験に合格する以外に以下のような方法があります。

行政書士になることができる人

行政書士になることができる人は行政書士法第2条に記載があり、下記のようになっています。若手で行政書士になる人の場合、ほとんどが行政書士試験合格者ですが60歳以上の年配の行政書士では公務員OBが過半数を占めます。

行政書士になる事ができる人

  • 行政書士試験に合格した者
  • 弁護士となる資格を有する者
  • 弁理士となる資格を有する者
  • 公認会計士となる資格を有する者
  • 税理士となる資格を有する者
  • 一部の公務員OB(通称:6号)

第二条 次の各号のいずれかに該当する者は、行政書士となる資格を有する。
一 行政書士試験に合格した者
二 弁護士となる資格を有する者
三 弁理士となる資格を有する者
四 公認会計士となる資格を有する者
五 税理士となる資格を有する者
六 国又は地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間及び行政執行法人(独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第二条第四項に規定する行政執行法人をいう。以下同じ。)又は特定地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成十五年法律第百十八号)第二条第二項に規定する特定地方独立行政法人をいう。以下同じ。)の役員又は職員として行政事務に相当する事務を担当した期間が通算して二十年以上(学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による高等学校を卒業した者その他同法第九十条に規定する者にあつては十七年以上)になる者

行政事務とは公務員が行政書士になるためには行政事務をおこなっていた必要があります。行政事務とは「文章の立案審査、あるいはこれに関連する事務であって、ある程度本人の責任において処理するような事務」と解されています。

そのため、どのような公務員でも20年勤めれば行政書士になれるわけではありません。具体的には庁内勤務以外の警察官や消防職は行政事務に該当しない可能性が高いです。また、教員についても管理職以外は行政事務に該当しない可能性が高いです。

試験合格しないで行政書士

20代〜30代前半で行政書士試験に合格しないで行政書士になるためには「弁護士・弁理士・公認会計士・税理士となる資格」を有する必要があります。

それぞれ弁護士法、弁理士法、公認会計士法、税理士法に記載がありますが資格取得のルートは行政書士同様に「試験合格・他士業資格者・公務員OB」となっており20代〜30代前半で「弁護士・弁理士・公認会計士・税理士」になるためには試験合格が必要となります。

最短ルートは弁護士試験、弁理士試験、公認会計士試験、税理士試験は行政書士試験より難易度が高く、3倍〜10倍程度の勉強時間が必要です。そのため、若手で行政書士になる場合、行政書士試験に合格するのが最短ルートとなっています。

公務員OBで行政書士になって稼げるか?

公務員OB(6号)は行政事務に相当する事務を担当した期間が通算20年以上あれば行政書士になることができます。一部で未だに仕事の斡旋などがあるようですが、税理士などでも顧問先の斡旋が行われなくなっているので行政書士についても殆ど期待しない方がいいでしょう!

公務員OBの行政書士は私の周りにもたくさんいますが、稼いでいるのは行政書士業務に直結した部署で許認可の審査などを担当していて、マーケティングなどを学び集客ができている人だけです。

それ以外の殆どの公務員OBは肩書きだけなので殆ど稼げてないでしょう。公務員OBから行政書士業に進出するためには「実務の学習+マーケティングを含めたビジネスの学習」が最低限必要なため退職後、仕事として参入するのは簡単ではありません。

以前は8年で行政書士!公務員OBの勤務年数は1964年に8年から12年、1983年に今の20年へと引き上げられました。今後も行政書士業務の多様化、試験の難易度の向上などによって年数要件が変わる可能性があります。

資格はゴールではなくスタート

スタート

20代での行政書士事務所開業は不可能ですが、もっとも簡単で確実に行政書士になる方法は公務員OBとして行政書士になる方法です。

高等学校を卒業していれば17年間、行政事務に相当する事務を担当していれば、行政書士になる資格を得ることができるので、最短だと30代後半で行政書士になることができます。

ただ、行政書士になったとしても稼げるか否かは別で、正直、公務員として(ビジネス的な意味で)ぬるま湯に使っていた人が戦えるほどビジネスの世界は甘いものではありません。また、公務員をやめて行政書士になる場合、ベーシックインカム(給与所得)が無くなるのでそれ相応のリスクがあります。

行政書士で稼いでいる人の開業の時期

管理人の私見ですが成功率が高く、稼いでいる人が多いのは20代前半〜30代前半で開業した人です。現在、年商1億円を超えている事務所を経営している人も殆どが20代前半〜30代前半に開業した人ですし、私の周りにいる40代や50代で活躍している行政書士も20代前半〜30代前半に開業した人が殆どです。

今から行政書士を目指す方にとってはOBで行政書士になるのはズルイように感じるかもしれませんが、年をとらないと行政書士になれませんし、OB行政書士だとしても入会金や年会費を支払わなければならないので、優先的にスタート地点に立てるだけの特権です。

最近ではコスパが高い様々な通信講座が沢山ありますし、行政書士試験の合格率も上がっているのでスタート地点に立つ障壁(試験合格のための障壁)は低くなっています。早くスタート地点に立った方が稼げる確率が上がりますので個人的には時間がかかる独学よりも通信講座や通学講座の方がオススメです。今回の記事が行政書士試験の参考になりましたら幸いです。

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