今回は管理人や周りにいる合格者が実際に行政書士試験に合格した勉強方法と勉強時間についてまとめさせていただきたいと思います。一般的に行政書士試験を突破するための勉強時間は1000時間前後と言われています。
私の場合、宅建士(宅地建物取引主任者)の試験の合格が決まった、2012年の12月から勉強をはじめ、2013年の11月の試験まで約1300時間、勉強に時間を費やしました。1300時間という多いように感じるかもしれませんが凡人が確実に一発合格するためにはそれくらいの勉強量が必要となります。
ただ、勉強といっても5感を使えば良いので電車での通勤中、料理中、お風呂の最中などにバックミュージックとして動画授業や音声授業を流しているだけでも問題ありません。試験合格だけを考えれば、180点ギリギリがもっとも効率的ですが、記述問題や奇問・難問によって点数のブレが生じてしまうので、一発で合格するためには200点以上を確実に取れる実力をつける事が重要です。
私が行った勉強方法とスケジュール
会社経営者(1人会社ですが)だった事もあり、休日はほとんど無く、一年で364日くらいは仕事をしていました。ただ、サラリーマンと異なり、丸一日仕事をしているわけでは無く、仕事が少ない日や仕事の気分が乗らない日は1〜2時間程度しか仕事をせず、行政書士試験の勉強を一日中する日もありました。
私の場合の勉強スケジュール
| 通常の日の勉強時間(平日) | |
|---|---|
| 電車の中 | 1時間 |
| 夜 | 2〜3時間 |
| 平日合計(1週間) | 15〜20時間 |
| 仕事が少ない日の勉強時間(休日) | |
|---|---|
| 自宅や図書館 | 8時間 |
| 休日合計(1週間) | 16時間 |
サラリーマンの場合、通常の日を「平日」仕事が少ない日を「休日」と置き換えていただければと思います。基本的に数時間しか勉強時間を取れない日(平日)はインプット中心で講義動画の視聴やテキスト読解、時間が取れる仕事が少ない日(休日)はアウトプット中心で問題演習を行いました。
管理人の場合、勉強をしない日を1日でも作るとズルズル勉強しない方向に行ってしまうため、風邪を引いた日でも動画をただ流すだけでもいいから勉強をするようにしました。
また、3月ごろから試験のあった11月ごろまでは趣味で夜、ウォーキングをしていたので、ウォーキングをしながら通信講座の講義を聞いていました。
通信講座の勉強法私の場合、通信講座の動画講座は1.5倍や2倍などスピードをあげて何度も同じ動画をみました。同じ動画を何度も見ることで講師の説明が頭の中に残りますし、動画は受動的な学習なので比較的体力を使いません。
ただ、動画を流し、テキストを読むインプットだけだと問題を解く力はつきませんので、土日だけでもいいので可能な限り机に向かう時間を作り問題演習(アウトプット)をするようにしたほうがいいです。
私の周りにいる現役行政書士で約800時間(本人申告)の勉強時間で受かった先生がいます。土日もほとんど仕事+妻子もちの先生ですが800時間で合格するために嫁や子供が寝てから勉強したそうです。大学の学部も理系ですし、管理人と異なり宅建の試験なども受けていない全くの初学者でした(元々かなり頭の良い方です)。ちなみに合格点は結構ギリギリの190点台前半だったそうです。
1週間と1ヶ月の勉強時間
勉強時間を確保すれば合格するというものではありませんが、どんな天才でも勉強しなければ合格はしません。管理人の場合、先ほどのスケジュールのように勉強を行い、1週間で約30〜35時間、1ヶ月で約120〜130時間(内すきま時間の勉強25〜40時間)の勉強時間を確保しました。
時間の確保が難しい時多忙なサラリーマンや従業員が100人いるような中小企業の社長さんの場合、隙間時間さえないかもしれません。隙間時間さえない方は正直、合格は無理だと思います。
隙間時間が少しでもある方については「歩いている最中」や「運転中」「トイレで踏ん張っている時」「お風呂の最中」など細かな隙間時間を活用し勉強すれば合格することができるでしょう！
コツコツ勉強した模試の結果
先ほどのようなスケジュール+勉強法でコツコツ勉強をし、早い段階から全国公開模試(模擬試験)を可能な限り会場で受けました。合計8回程度の模試(様々な予備校の模試)を受けましたが1回だけ180点割れがありましたが他は全て180点以上を確保できました。
ただ、順位については安定して8%以内を確保できたので、模試の結果については合格点以上か否かよりも合格率(10%前後)以内に入っているか否かをみたほうがいいでしょう。今回の記事が行政書士試験合格の参考になりましたら幸いです。
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